VS イリー・プロハースカ

RIZIN.1(ライジン)ナンバーシリーズの記念すべき第一回大会のメインイベントで2年4ケ月ぶりの総合格闘技の試合だった藤田の対戦相手のプロハースカは、2015年の年末に開催したRIZINワールドグランプリにて初戦で石井を破り準優勝に輝いた強者。1Rトリッキーで独特な動きのイリーに対し藤田はオーソドックスの構えで二人の距離が徐々に近づき、イリーは顔面前蹴りで藤田をけん制。その後も距離をしっかり取って両者が向き合う。イリーが放った右ストレートの打ち終わりに藤田は片足タックルに入るが、これは足を引き抜かれてしまう。続けてプレッシャーを掛けるイリーは跳びヒザ蹴りを放つが、これを藤田が頭を低くしてかわした。続けてイリーが放った右ハイの直後に藤田は右フックを振るって襲いこれにしゃがみ込んだイリーへさらに右パウンドで攻め立てるが、イリーは立ち上がって逃れ、藤田を認め手を合わせる。その後、イリーがプレッシャーかけ藤田に詰め寄りロープを背負わせ、片足を挙げたフェイントから入ってワンツーからの左フックが藤田を捕らえレスリーが試合を止めた。
試合を終えると45歳の藤田と23歳のイリーがお互いを称え合った。


セコンドにはケンドーカシン、高橋和生、高坂剛